開発ツールの月枠を、計算なしで把握する — Cycle Counter を作った理由
月次の利用枠をできるだけ使い切りたいのに、「このペースで月末までもつか」がパッとわからない。そんな不便さから生まれた小さな Chrome 拡張の話です。
サブスクリプション型の開発ツールを使っていると、だいたいこう思うことがあります。
月いっぱい使い切るのが、いちばんコスパがいい。
でも実際には、「いまのペースだと月末まで余裕があるのか」「そろそろ抑えないと足りないのか」が、パッとわからない。ダッシュボードを開けば使用量は見える。けれど 残りの余裕 までは、自分で頭の中で計算することになる。
Cycle Counter は、そのちょっとした不便さから作りました。
きっかけ
私は AI コーディング支援の月次プランを使っていて、できるだけ枠を使い切りたい派です。使わなきゃ損、くらいの感覚に近い。
一方で、毎日の作業ペースは一定じゃない。月初は控えめ、月末に駆け込む、といったこともある。使用量そのものはブラウザ拡張でツールバーから確認できたのですが、そこに表示されるのは いま何%使っているか であって、
- 今日のペースを続けたら、月末まで持つか
- あとどれくらい遊べるか
までは教えてくれませんでした。
欲しかったもの
欲しかったのは、もっと単純なものです。
- 1日あたりの増分で数値が進む
- 周期(たとえば1ヶ月)が決まっている
- いまの値がツールバーでひと目でわかる
表計算で「残り日数 × 1日あたりの許容量…」とやるのは面倒だし、毎日やりたくない。でも感覚だけだと、使いすぎたり、逆に余らせすぎたりする。
だから、「日次で増えるカウンタ」をツールバーに置こう、と思いました。
実際の使い方
いまは、開発ツールの使用量を見る拡張の 隣 に Cycle Counter を置いています。
片方で「いまの使用量」、もう片方で「このペースなら周期の終わりまでどれくらいか」——見比べるだけで、だいたいの見通しがつきます。わざわざ計算しなくてよい、というのが本体の価値です。
設定はシンプルです。
- 1日あたりの増分
- 周期の長さ(日数)
- 開始日
これだけで、バッジとポップアップに現在値と進捗が出ます。周期が終われば自動でリセット。
なぜ汎用ツールにしたか
作った動機は開発ツールの月枠管理ですが、仕組み自体は特定のサービスに依存しません。
貯金の目標、学習ポイント、ゲームのスタミナ回復——「毎日少しずつ増えて、周期でリセットされる数」 なら同じように使えます。だから Chrome ウェブストアでは、あえて1用途に絞った説明にはしていません。
自分の用途は開発ツールの横。読者の用途は別のところかもしれない。それでよいと思っています。
まとめ
Cycle Counter は、派手な機能を詰め込むためではなく、
「あとどれくらい余裕があるか」を、計算せずに感じたい
という小さな欲求から生まれた拡張です。
同じように月次枠を気にしている人がいたら、隣に置いて使ってみてください。フィードバックは お問い合わせ から歓迎です。